ビジョン策定で「方向一つに」=農村RMO推進でシンポジウム – 農水省

農林水産省は10日、人口減少が進む中山間地域の農地保全や地域資源の活用、生活支援に取り組む「農村型地域運営組織(農村RMO)」推進に向けたオンラインシンポジウムを開いた。同省の冨田晋司地域振興課長は、各地域には多様な関係者がいることに触れ、「いろんな人が集まって地域の将来ビジョンを話し合い、方向を一つにしていくことが大事だ」と強調。ビジョン策定などに向けた国の予算活用を呼び掛けた。

農水省は2022年度予算案で、農村RMOの形成支援として、複数の集落の農家と、自治会など多様な地域の関係者が連携して協議会をつくり、ビジョン策定や草刈り、買い物支援といった実証事業に取り組む経費を盛り込んでいる。

シンポジウムでは、小田切徳美明治大教授が基調講演し、農村RMO推進に当たり「課題は住民の『やらされ感』の回避だ」と指摘。設立段階では行政が対応を急がないことや、「小さな成功体験」が重要と強調した。JA共済総研の浜田健司主席研究員は「農福連携」の観点から、関係者が協力して地域づくりに取り組んでいる高知県安芸市や広島県三次市の事例を紹介した。

また、関係省庁の担当者が、農村RMOに関連する地方交付税措置など支援制度を紹介。冨田氏は「各府省と連携して予算・制度を地域に活用してもらうため、説明会の積極的な開催や関係府省連絡会議をしっかり進めたい」との考えを示した。(了)

記事掲載日: 2022年3月11日
出典:iJAMP https://www.jamp.jiji.com/info/

地域で支え合うむらづくり 農村RMO推進シンポジウムの開催:農林水産省
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